人として大切なこととは?

子、孫、そして次の世代に伝えておきたい忘れてはいけない記録

第103話 人は信じず話さないこと

 

私の妹、早奈と名奈は双子で、私の5歳年下だ。

妹が生まれた時の事も幼稚園の年長さんだったので覚えている。

名奈が先に退院して、早奈は恐らく今で言うICUに入っていたので1週間ほど遅れて退院してきた。

はっきり言って、5歳も年下の妹に対してライバル心もないし自分の中ではムキになって相手にするような存在ではない。

弟は3つ下で、いつも遊ぶ時は母に言われて連れ歩いていた。

自分の生きてきた人生59年の中で、勉強、学校生活、クラブ、友達、バイト、大学、社会人と成長をたどってきて、妹とのかかわりも自分の中での妹という存在のパーセンテージはそんなになかった。

とりあえず、妹が双子でいる的な存在だった。

私が二十歳で、妹が中学三年生。

私が結婚した24歳の時に妹が確か短大2年生だった。

 

社会人になってからは、時々名奈とは子どもが同じ先生にピアノを習っていたり、実家で会うと長話しをすることが多かった。

だが、「兄弟(人)を信じて話すこと」はよくないとだったとこの年になって気づいた。

 

今回の一連の出来事をきっかけに「人は信じず話さないこと」が一番いいと思った。

それが血の繋がった肉親であったならなおさら。

 

私は、元から早奈の事を嫌ってはいなかったものの、1人の人としては、全く信用していなかった。

人を必ず悪い風に言う、嘘をつく、妄想癖がある、間違っていても謝らない、自分の言葉に責任を持たない、自分が危うくなると必ず逃げる。

職場の同僚、先輩に対しても、結婚してからは、姑、小姑(夫の姉、妹、弟)に対しても、僅かしか聞いたことがないはずの実家という場所で早奈からは明るく楽しい話題は1つも出てこなかったので愚痴と悪口しか聞いたことがなかった。

仲の良い姪っ子同士の事でさえ私には「完全に悪口やん!」って思えるようなことを平気で口にしていた。(特に名奈の長女の事など)

そんな話題は聞きたくもないし、色々な面から彼女とは一定の距離を保っていた。

 

だが、双子の妹の名奈の事は人として完全に信用しきっていたし、信頼していた。

明るい話題や失敗話、恋の話や、子どもの悩み、最近読んだ本の話しから、韓流ドラマの感想、推し、お勧めなど話題は尽きなかった。

ちなみに、名奈はパク・ボゴム推しで、私はBTSのテテ(俳優もやっているので)、顔面天才のチャ・ウヌ(ASTRO)、パク・ソジュン、ヒョンビン、コン・ユ、チェ・ウシク、リュ・ドックァン、イ・ジョンソク、ソ・イングク、ユ・アイン、パク・ボゴムなど、それぞれの作品の中で沢山推しの人がいる。

自分の心の中の思いや、家族の事や悩み、日々のあった出来事など全てを信用して包み隠さず話していた。

今回その名奈に言った内容をそのまま攻撃材料にされた。

名奈はうちの家の内情を知りすぎていた。回覧板の話しは実際に不在が多いので回覧板が回るだけの自治会をやめたこと、娘がアルファードを買ったこと、パグを飼ったことなど全部が全部名奈に話していた。

 

嫌がらせは早奈のでっち上げが加わって本当の事の様に私の娘にまで及んだ。

 

「おばあちゃんにお金をせびっていた。」

「おばあちゃんの財布からお金を盗んでいた」

「計画妊娠!○○君(娘の旦那)大学までやめて欺されてかわいそぅ~。」

 

「高校生の時に友達の通帳を盗み持っていた」

「高校生の時にリストカットしていた」

 

アルファードを買った時に、咄嗟におじいちゃんに買って貰ったと言った。

・パグを飼った(買った)のに、黙っていた。

 

上記2点については本当だが、本来娘が結婚してからの話しで別に私に報告する義務もなく、2人で決めたことだ。

しかも、娘はきちんと嘘をついたことに関し、「お母さんに怒られると思ったから」と謝罪し、犬は飼えないマンションだったのでクーリングオフで戻し、結果的に車は手放した。

私は、この事を妹の名奈に話したようだ。(話したのかさえ覚えていない)

 

全く本人さえ知らない様な事や覚えていないことを攻撃材料にしてけなされた。

めちゃくちゃ腹が立った。

 

この心ない言葉を、心から謝罪して欲しい。

言われた言葉はずっと心に残り、絶対に消えない。

今となっては、名奈を信用していた自分が一番馬鹿だったと思う。

敵に回したら一番恐ろしい人物が名奈だった。

 

名奈の子ども2人と私の娘と息子は同じピアノ教室に通っていた。

何度か発表会もコンクールも一緒に出席していた。

娘と息子は、名奈の子どもよりも早くピアノをやめた。

ピアノの月謝を7万円先生に先渡しして、その後ピアノに行かずお金を返して貰っていないことは、名奈が一番良く知っているはずだった。

その返金分をピアノの先生が名奈に託そうとしたからだ。

そのことについても、お金に困っていて、ピアノの月謝を払えなくて未納分をため込んで支払ったと言われた。

 

マンションの引っ越しについては、名奈は当日来ていなかったのに、如何にも自分が見たような発言をしていた。

私はお腹が大きかったので、当日、早奈と早奈の旦那さんが手伝ってくれた。

住んでいるマンションは同じマンション内の5階の弁護士さんの事務所用に3,000万で売却した。

売却に出した時、内覧にも沢山の人が来られたし、その頃は産休もとっていたので、家の中は綺麗に掃除していたので、お風呂がカビだらけでトイレが汚かったのはありえない。

しかも、お風呂はステンレスだったし、窓もついているので常に換気していた。カビだらけなのはありえない。

 

キッチンも自分で設計したシステムキッチンに変え、壁は可愛い淡いピンクのタイル張りにしていた。けっこうこだわっていたので内覧で見に来た人が褒めてくれていたし、実際に気に入って購入してくれた人がいたのだから、名奈の言葉は嘘になる。

 

早奈の傘を盗んだ、服を盗んだという話もまず、早奈の体格と私の体格は合わない。

早奈がその場にいたわけだから、もしも自分の傘なら返してと言えばいいし、私は傘に全く興味が無い、ビニール傘派だし、早奈の傘を盗む理由が知りたい。

引っ越しの際、まず服は全部事前に運んでいたので早奈が来た時に服が残っているわけがない。

名奈が言っていることは全て早奈が話しをねじ曲げて名奈に伝えた話だと思う。

それをいかにも自分が見たように言う。

 

2,600万円事件の話も私は名奈に以前話したことを全く覚えていなかったが、当初、父に借りた内容を詳しく私は名奈に話していたらしい。

そのことは名奈から聞いて知った。

私自身は、父に600万借りて返したという話題を別に隠す必要がないので、銀行から差し押さえが来て危うく賃貸に住む事になるところだった話しを面白おかしく話題にしたのだと思う。知らんけど。(笑)

 

小さい時にいじめられてそれがフラッシュバックになっている話しも同じだ。

正直、いじめたと言われてもその内容がしょぼい。

① 記憶が怪しい幼稚園の時のこと。

② 歯磨き粉の鮭を食べさせられそうになった。

③ 姉に土下座をさせられた。

④ 虫を食べさせられそうになった。

 

この記憶だけで、フラッシュバックになるらしい。

恐らく全部名奈はこのことを全く覚えていないと思う。早奈に言われてそうだったかな?みたいな気持ちになっただけだと思う。

私でさえ全く覚えていない話なのだから。

 

例えば、

死んでしまう手前まで強く殴り続けたり、

人格が変わるまで妹に暴言を吐いたり、

教科書を真っ黒に塗ったり、

名札にマッキーで落書きしたり、

縄跳びの縄で身体を何度も殴ったり、

机の角で子宮を目掛けて思いっきりぶつけたり、

針のように鋭いくしで血が出るまで頭を何度も殴ったり、

「○○菌」と馬鹿にし、殴ったり蹴ったり、

鉛筆を腕に何度も刺したり、

頭を壁の角に何度も打ち付けたり、

ドライバーやかなづちで殴られ、怪我をさせたり、

(ネットで兄弟の幼児虐待で調べてみた)

もしもそんな恐ろしいことをしていたのなら、私が悪かったですと謝罪しなければならない。

やった(やったかどうかもわからない)本人も、やられた名奈も覚えていないようなことを何故そこまで言うのだろう。

早奈の被害妄想が膨れ上がった結果だと思う。

 

そいつが全て通帳、家計簿、借用書を持っている

きっと、ぬくぬくと過ごしていると思います。

借りたお金を返さないないなんて信じられないです。

どうせそういう人は、ギャンブルにお金を使って消えている

かもしれないですね。同じことを繰り返しひらきなおる。

と言われた。

さらに、父にお金を貸して下さいと頭を下げに行った。

お金に困窮していたと言われた。

もしも、お金に困窮していたのなら、自力でマンションの何千万もの残債を完済できなかっただろう。

正確には父に600万円を借りられなければ今賃貸に住んでいただろうけど。

それはそれで、別に命が取られるわけでもないのでそれなりの道に進んでいただろう。

 

主人は、私よりも8つ年上なので、名奈より13年上である。

どんなに相手に対して腹が立っていたとしても、年上の人に向かって、「そいつ」、「奴」、「お前」という言い方はないと思う。

私に対しても、「あんた」、「お前」と言っていたし。

 

逆に、2歳ほど年下の名奈や早奈の旦那さんに、「そいつ」「お前」なんて、口が裂けても私は言えない。

同じ環境に育ったはずだが、固有名詞の前に「お」を付けるほどお上品ぶってる人の、同じ口から飛び出た言葉だとは思えないし、とうとう名奈の馬脚を現したんだと思う。

この言葉使いは、人としても恥ずかしく「お里が知れる」状態だと思う。

 

今さら遅いが、「名奈という人」を信用したこと、彼女を信頼して何でも話したことを今更ながら、後悔している。

 

余談だが、そこまで嫌う「姉」だが、全てにおいて妹たちは間違いなく、「姉」を見て、「姉」を追って「見本」にして、面白いくらいに人生を同じスタイルでたどってきている。

小さい頃から姉を真似する事がよくあった。さらに短大卒業から、結婚する年齢(24歳)、出産する時期(29歳以降に子ども2人)とタイミングと年齢、家を買う時期(最終的に一軒家購入)、全てにおいて、私の年齢をそのままスライドさせたかのようにかぶっている。(偶然だとは思えない)

例えば結婚してからすぐ子どもを産む手段もあっただろう。30歳までお金を貯めたり2人の時間を楽しむスタイルも全く同じだった。

知らず知らずのうちに、

・姉の真似をする

・両親の愛情が薄いと感じる

・比べられることに慣れている

・幼いころの写真が少ない

・ちょっと複雑な感情を抱えている

・特定の人には甘えるのが上手

・上を見ているので要領がよい

・実家に寄り付かない

という「姉を見て育つ妹あるある」の特徴が見え隠れしている。

 

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