実家の1階はどんどん宗教じみたお札だらけになった。
第53話 大人の嫌がらせ も参照下さい。
↑ 「小学生かっ!(笑)」
と突っ込みたくなるようなメモ(突っ込んではいないが)
その頃、勘違いだらけで名奈がやったことを姉がやった!と紙に書いてあり、早奈がやったことも姉がやった!と書いてあった。
LINEで会話すればいいのに、お互いの連絡をメモでやり取りしていた。
ラップも盗った!と書かれたが、恐らく早奈が置く場所を変えて、名奈が姉が盗ったと書き、お皿も恐らく母か早奈がただ単にしまう場所を変えただけだと思う。
私自身も自宅にお皿を買い集め多すぎて困っているのに、さらに実家のお皿を盗むわけがない。
「要らんわ!」
とツッコミを入れたくなる。がツッコミは入れていない。(心の中の声)
ついでに言わせてもらうと、私はくっつかないサランラップもどきは絶対に使わない。
だが、妹たちが使っているのは、食品ラップというサランラップもどきである。
ちなみに、メルカリで30㎝×50m、30本9,750円1本325円の最安を買う。
盗るわけがないし、「お願いだから使って」と頼まれても要らない。
普段、2階には洗濯物を干すときくらいしか用事がないのだが、ある時期から、実家に行くと必ずWi-Fiの電源が抜けてた。
Wi-Fiが付かないということは、家電も不通になっていたので連絡が出来ないのは困る。
「Wi-Fiの電源を消すな!」
と名奈のメモが何度も書いてあった。
だが、私はWi-Fiの電源を消していない。
金曜日の夜もしくは、土曜日の朝実家に行くと必ずWi-Fiの電源が切れているのだから、私な訳がない。
母か早奈かのどちらかしかいないだろう。
父は自力で2階に上がれない。
Wi-Fiの電源コードを差しに何の気なしに父の書斎に行ったら、
なんと!2階がゴミ屋敷化していた。
これにはさすがにぶったまげた。
父が書斎として使っていた部屋は、入り口にどこから持ってきたのか謎だが、コタツでブロックして、入れないようにしてあった。
しかも、この部屋の向かいの部屋も物が投げ入れられてゴミ屋敷になっていた。
さらに、部屋の電源部分には両面テープがべったり貼ってあり、触ると指紋が付くしくみになっていて、入ってすぐのドアの下にはガムテープが粘着面が上にして貼られ、入ると足にガムテープがつき、ドア付近は紐でぐるぐると縛られていた。
↓ 下記写真は、(父の部屋の向かい側の部屋の様子)
真ん中に見える茶色の物は、母が大事に飾っていた
写真立てだが、表面のガラスがバリバリに割れている。
(実家の物を割って壊しても平気でいる神経がおかしい)
白い机でブロックし、黒いガムテープの規制線のテープ
が乱雑に張り巡らされていて、そこから奥に行けない。
覗いたら、どうやら食卓の椅子などがチラリと見えた。
一体何がしたいのかは不明。
その頃母は、父に
「ちょっと、お父さん2階片付けなさいよ!」
と何度も言っていた。
「お父さんがやったんじゃないよ。早奈たちだよね。」
と言うと母は答えなかった。
また何分か経つと、
「ちょっと、お父さん2階片付けてちょうだい!要る物と要らない物分けて。」
と同じ事を言っていた。
一度、面白半分に父を連れて一段一段上がり2階を見せに行った。
「わぁ、なんでこんなグチャグチャになってるんや!?」
父はビックリしていたのに、下に降りるともうそのことはすっかり忘れていた。
片付ける気もないし、部屋に全く関心もないようだった。
妹たちが一体何がしたかったのかはつかめなかったが、恐らく2階に何か重要な書類があり、引っかき回して探した結果見つからず、私が触れないように警戒線を貼ったのかな?と思った。
ただ、言える事は実家に行ったときに洗濯物を干すためベランダに行く時、父の書斎にあるWi-Fiの電源を付ける時くらいしか2階には特に用事がなかったので、別に困ることはなかった。