1月6日、自宅への名奈の襲撃事件で、私はストレス性急性胃炎で救急車で運ばれてしまった。
胃がキリキリと痛む症状が急激に現れ、胃の痛みとももに吐いても吐いても吐き気がした。もう胃の中が空っぽなので、黄色い胃液しか出なかったが、何度も出てきて吐き気と震えが止まらない。ついに真っ赤な血が出てきた。
しまいにめまいがしてふらついた。
その時に何がどうなっているのかは知る由もなかった。
自分自身が倒れてしまったからだ。
ストレスにも逆境にも強いとたかをくくっていたが、実はメンタル弱っ!
ストレスはジワジワと胃にきていた。
後で聞くと、自宅から200mほど先の場所に住んでいる息子が騒ぎを聞きつけ、警察官同席のもとで名奈と話をつけてくれた。
警察は娘が家にいたのでが呼んでくれた。
救急車は主人が呼んでくれた。
名奈はあれだけ私には、一言も返せないほどの機関銃攻撃で、強気で言葉をたたみかけ、ドナリチラシ、横暴だったのに、体格のいい息子に首根っこをグイッとつかまれ、シュンと小さくなってしまい、
「はい。わかりました。すみませんでした。」
と息子には敬語、絶対服従で、素直に従うまるで借りてきた猫状態だったらしい。
正直、ちょっとそれを聞いて少し気が晴れた。
実は息子はかなり気が短く、血の気が多く、静かに喋るが結構な威圧感がある。高校は3年間カヌースプリントの選手、大学もカヌーポロの選手だったので筋肉モリモリ、体格がいい。
怒らせたら何されるかわからないようなちょっとした怖さもかね揃えている。
しかも、男の子を育てた事のない名奈にとっては、得体の知れない脅威だったのだろう。
早奈や名奈の嫌がらせのことは、色々と息子に話していたので、息子は事情をよく知っていた。
しかも、立ち会ってくれた警察官がこれまた実家に何度も来ていた人だった。警察官がどちらかの肩を持つ事はありえないのだが、完全に名奈には有無を言わさず制する体制と言動だったらしい。
警察官自身が内容を録音するように言ってくれたので、息子が録音した。
警察官の指示の元で、
① 土日祝日に母が当番の日に実家に孫や娘が遊びに行く事に一切何も言わないこと。
② 土日祝日は絶対に実家に攻撃しに現れないこと。接近も禁止。
③ 母に対して今後一切嫌がらせをしないこと。
(母は、息子にとっての母なので私のこと)
という約束を強制的に交わした。
そんなことで、2023年最初に行った土曜日はるんるん快適な環境だった。
弟がおそらくお正月に実家に帰って来たのだと思う。それに合わせて、色々なお札や看板は撤去され、ゴミ屋敷だった2階も片付けられていた。
その翌月、何かに誘われたようにふらりと片付けられた父の部屋に入った。
普段は何も用事がないので入る必要のない部屋だった。
相変わらず父の机まではたどり着かないように本棚と物でバリケードされていた。
ふと白いテーブルクロスのような覆いをめくってみた。
何故めくってみたのかわからない。
すると・・・。
一番左側の手前にまとめて10冊以上の父の家計簿シリーズが置いてあった。
えっ???
通帳記入の履歴は手に入らないが、父の家計簿の中に2,600万円が消えてしまったヒントが何かあるかもしれない!
明るい兆しが見えた。
また、その家計簿はどこかに移動される可能姓があるね
急いで家計簿を持ってコンビニに走った。
丁度その日は、孫達も遊びに来ていたので、助っ人に双子ちゃんを連れて行った。
1人がフタを開け、私がページをめくりコピー機にセット、その子がまたフタを閉める。私がオッケーと言うと、もう1人がコビーのスタートボタンを押す。
そのルーチンの繰り返しを600回ほど繰り返した。
やはり、名奈がそいつが(私の事?)盗んだと言っていた肝心の2012年、2013年前半付近が抜けていてなかったが、何かがわかるはずだと思った。
名奈に疑われはじめた当初に、父に聞いたら、
「あのお金は使ってしまってないよ。あと30万くらいしか残っていない。」
と言っていたので、家計簿を辿ればその答えが必ず見つかると思った。
おそらく、父の言っていた言葉があっていたのなら見つかるはず。
この時に答えられた父の言葉は、その時期限りだった。
その後何ヶ月かして同じ質問をしたら、
「わからん。覚えてない。」
しか答えられず、何のことやら?みたいな感じだったので、ほんの数ヶ月で、認知機能の低下が進んだのがわかる。
家計簿を手に入れたので、その家計簿10年分を全て月ごと、年ごと、さらに項目ごとに集計してみた。
最初は1ページごとに電卓をたたいて合計を出し書き留めていたが、1冊の半分くらいでこれでは全くらちがあかない事に気づいた。
しかも、中身を見ていくと、弟へ、母へ、と万円単位で渡しているお金の回数がかなりあったので、そのお金を集計する列を作った。
そして、集計方法を変更した。
まず、横の行に項目、縦列に分類が5種類、最終列は合計。
縦の分類は、銀行、銀行解約、弟へ、母へ、合計
1ページずつエクセルに転記していった。
電卓はブラインドタッチできるので、Excelに打つだけいい。
合計は、一瞬でExcelがやってくれる。
昼休みと自宅に帰ってからの時間を全て家計簿の解析に費やした。
1ケ月ほどかけて完成した。
2019年くらいからの家計簿がなかった。
それ以降は家計簿がなくなったのでなく、書いてないのだろう。
おそらく父はその時期あたりから、家計簿を記帳しなくなってしまったのだと思う。
家計簿を集計したことで、色々な事がこの記録からわかった。
① 父が、私に貸したお金が600万だとハッキリわかるようなメモを二ヶ所に書いていた。
② 父は、家計簿がない期間を引いておよそ7年間の合計で弟に300万、母には700万渡していた。
③ チリも積もれば山となる。
家計簿が存在している7冊の合計をするとかなりの金額を浪費してしまっていることがわかった。
しかも、何度かに分けてゆうちょ、メインバンクの定期預金を普通預金に取り崩していた。
④ 名奈がグループLINEに、
「お金を返した形跡はが家計簿にありません。そいつはあぶく銭で贅沢に暮らしています。」
と書いていたが、本当に父の家計簿の中身をくまなく見たのだろうか。
実際には家計簿に、私が600万円を何回かに分けて返した記録もきちんと残っていたのだ。
◯月◯日(私の名前)より100万円のように。
⑤ 祖母の亡くなる直前くらいから、父は祖母の通帳のお金を自分の通帳に移して使ってしまっていた。主に入院費やお葬式費用などにも使っていたが、実際には祖母の貯金通帳を自分に振替て使っていたのが記録にきっちり残っていた。
⑥祖母の家を売って得たお金と父の10年間の年金収入合計額を足し、そこから7年分の家計簿からわかる支出合計、その他調べた支出を引くと支出がオーバ気味でわずかしか残らなかった。
さらに、2012年、2013年の家計簿がもしも見つかれば、父の
「30万くらいしか残ってないよ。」
と言う発言は正しかったことが、証明される。
これは、父の家計簿の記録という動かぬ証拠から得た間違いのない証明であった。
完全に私の身の潔白は晴れた。
後はどうやってその潔白を証言するかだ。
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