第81話 カウンセリング
突然だが、ハピチわブログさんのブログ更新をいつも楽しみにしている。
私の重いブログを最初から全部読んで下さってコメントを下さった1人だ。
毎回、楽しい話題が次から次へと出てきて、思わず笑ったり、感心したり、想像してニマニマしながら読ませてもらっている。
実のところ、ハピチわさんは私のブログを最初から全部読んで下さったことをいいことに、私はハピチわさんのブログを全部は読み切ってはいない。
だからよけいに、何も悩みなんてない幸せいっぱいのちょっぴり面倒くさがりの主婦さんが書いているとばかり思っていた。
だが、この回の話題だけが急に重い。
中身を読んで衝撃を受けた。
その気持ちを一言でもいいから何かコメントを書こうと思ったのだが、言葉が全く出てこなくて心が詰まってしまい何も書けなかった。
思わず何度も読み返してしまうだけだった。
mendokusainoyada.hatenablog.com
導入部分で、ご興味のない方は是非スルーしてくださいねと書かれていたが、毎回、興味ありありだ。
「1番は自分の気持ちを整理のため」と書いてあるのは、まさに私がブログを始めた動機だった。
記録に残すことと、自分の気持ちを整理し、この不安定な気持ちと決別したかったから。
「同じことで苦しんでる人にちょこっとだけでも届いてほしい」と書いてあるのは、ハピチわさんとは、内容が異なるが「苦しんでいる」という点で自分に一致する。
まさにこの回は、私へのアドバイスのためにわざわざ重い話題を書いて下さったのだ!と勝手に感動してしまった。
母と娘の関係、親子の関係って簡単な様で難しいと思った。
確かに結婚するまでは、ずっと親子だろう。
でも、結婚し子どもが出来た段階で、親子の関係はずっと変わらないものの、重きを置く優先順位が変わってくるんだと思う。
両親も子どももどちらも大事だろう。
だけど、母親として子どもを安全に健康に育てるという課題が出来る。
例えば、助かる船に乗れる人数がどうしても決まっていた時、両親を乗せるのか子ども達を乗せるのか究極の選択肢が自分にあったらどちらを乗せるだろうか?
そんな苦肉の選択があった時に結果的に自分の将来を担う子どもに託すのではないかと思う。
共依存:特定の相手に過剰に依存し、その関係に囚われている状態
親は子どもの依存しすぎ、子も親に共存してしまう。
反抗して良いんだ。
断って良いんだ。
一番大事なものを優先して良いんだ。
ハピチわさんは、ずっと苦しんでいた気づかなかったことに気づいた。
「そうでなければならない」と思い込み自分を縛り付けていた足枷を自らはずした。
「自分から何かを変えないと何も変わらない」
もしも断ち切ることが必要な場合は、自分の気持ちを自分から吹っ切る必要があるのだと思いお母さんと距離を置くことにします。
ハピチわさんのこの回を読んで自分の事に置き変えてみた。
自分は、かなり重く娘に依存している。
何でも相談するし、決断する時も「老いては子に従え」的に何でも頼ってしまう。
娘にとって私がどんな存在なのかは不明だが、実際には「孫」という立場なのに自分の祖父に対して献身な介護をかって出てくれた。
妹たちは執拗に「娘の心」が傷つく残酷な言葉を必死で探し出してはその言葉を使って攻撃してきた。
だが、仕事を持っている名奈、早奈、私の空いた日をアルバイトを休んで全部埋めてくれたのは娘だった。
娘がいなかったら、父が完全介護が必要だった4ヶ月間自分達に全部負担がかかっていたはずだった。
そんな事すらすっかり忘れている。
苦かった時期が過ぎた頃名奈に、
「ヤングケアラーは世間で問題になってるやろ!娘は実家に来るな!出禁や!」
と怒鳴られたのを思い出した。
私は、ヤングケアラーのことをあまり詳しく知らなかったが、娘はもう30歳なので、どう考えてもニュアンスが違う。
ヤングケアラーは介護や家事で教育を受けられなかったり、同世代とコミュニケーションが取れなくなったりする「未成年」を指している。
確かに娘は若いがヤングケアラーに該当しない気がする。
ハピチわさんのブログで詳しく知った。
mendokusainoyada.hatenablog.com
娘家族が近くにいてくれ、孫が可愛い。
孫と一緒にいることが私の生きがいのようになってしまっている。
もしも、この共存を取り上げられたら?生活リズムが変わったら?
しばらくは、平気ぶっていても、ハピチわさんのお母様みたいになる自分が見え隠れして恐くなった。
自分をしっかり持ち、何が一番大事なのかを常に見極める眼が大事だと思い知らされた。
自分自信が高齢に差し向かう今、今後をどう生きるのか考えないと、と切実に思う。
だが、先の事なんかてんでわからないので、考えはいつもケセラセラになってしまう。
ハピチわさんのヒントで思い出したのだが、私も「やってみたこと」で書き忘れていたが、カウンセリングを受けたことがあったのを思い出した。
うちの会社には、悩みを相談できる外部機関がある。社員は、メール、電話相談は何回でも無料、年1回面会相談も無料利用でき、2回目からは1回11,000円する。
EAPとは「Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)」の頭文字をとった略語で、従業員のメンタルヘルス対策として精神的・身体的不調のケアを行うプログラムのことを指します。
相談したメールの返信が下記。
添付していただいた資料は確かに読ませていただきました。
「どう
といったお言葉やメールの内容から、○○様の非常に切羽詰まった状
認知症のお父様やお母様を介護するだけでも大変なことと思います
それでもご両親のことを思っておつらい中で介護を続けられている
の下がる思いが致しました。また、ご両親のおかれている状況にさ
られている状況でもあるのではと想像しております。
もう何か月も悩んでこられ、今回勇気を出してご相談いただいたと
もつれが大きいようですのでスッキリした解決は難しいかも知れま
○○様はやましいことはしていないけれど、妹様からひどい言動を受けているうちに自分が悪いのではないかというお気持ちにもなってしまわれるとのこと。
それだけ理不尽に感じられることが続いているということではと想像致します。
妹様お二人に対してもいろいろ思うところはおありになるのではと思いますが、○○様は何とか妹様お二人の誤解を解き、ご両親とゆっくりと過ごせる時間を取り戻したいと考えられているのですね。
こちらもどこまでお力になれるかわかりませんが、ぜひ詳しいお話をお聞かせいただき、ご一緒に考えさせていただければと思います。○○様のご都合がよろしいのは、お昼休みか月~木の16時半以降とのこと。
実は、これを利用して、面会相談に行った。
メンタルヘルスの相談だが、与えられた80分の中で自分の気持ちがしんどくなっていることを、一生懸命にまとめて相談に行ったものの・・・。
いかんせん私自身の性格のせいなのか精神的・身体的不調が全く表に出てなくて、最終的なカウンセラーからのアドバイスは、「法テラス」を紹介されてしまった。
でも、人に自分の気持ちを聞いてもらったこと、その気持ちに寄り添ってもらったこと、そして、今後の自分の身の振り方など考えをまとめるいい機会になった。
ハピチわ様
(お詫び)
また、許可も取らずに勝手にリンクして感想を書いてしまいスミマセンでした。