第87話 神戸市立東須磨小学校事件
2019年10月、神戸市立東須磨小学校の教諭4人が職場の後輩に暴力や暴言を繰り返していた問題で、兵庫県警は11日、激辛カレーを顔に塗りつけたり、無理やり食べさせたりしたなどとする暴行や強要の疑いで、この4人を書類送検しました。
「イジメはいけない」と指導すべき立場の教員たちの行動は異様で、後輩教師へ想像を絶する酷いイジメが、学校という閉鎖された現場で平然と行われていました。
主犯教師の謝罪文には、
「かわいがってきただけ」
という表現は恐ろしささえ感じます。 また
「どうなっているのかと、ずっと思っています」
と人ごとのような言葉も書かれています。
イジメている側の発言は、
「そこまで悪いことをしているとは思っていなかった」
「相手も楽しんでいると思っていた」
と罪の大きさを全く理解していません。
大人がイジメをしてしまうきっかけとなるのは、
①「個人的な不平不満」
②「ストレス」
③「嫉妬心」
などのネガティブな感情が起因しているそうです。
これくらいのことをされて当然だ、イジメを正当化する思考回路、立場の近い加害者が手を組み複数になることで、イジメの肯定感が増し、責任が分散され「もっとやってもいいだろう」「もっと嫌がらせはないか?」と目を光らせエスカレートしていきます。
その点で東須磨小の加害教師たちは、イジメをしている感覚が完全にマヒしており、常識とかけ離れてしまっても気づいていませんでした。
私の実家で複数人からの嫌がらせが実際に起きています。
激辛カレーを目に入れたり、加害教員4人の陰湿な行為、いじめ、嫌がらせ、暴行、言葉による人格否定したりしたこと。
実は、書かれた文章を読んだり、話しを聞いているだけでは印象は薄く実感もわきません。
ふ~ん。で終わったかもしれません。
ですが、これほどまでにメディアが発達した世の中。
相手はやってない!知らない!でシラを切ることはすまされなくなりました。
携帯で撮った動画や音声の記録が証拠として残っていたからです。
しかも、それは加害者自身が面白半分に撮った記録でした。
誰もが目を背けるような現実的な動画が、世に公表されたのです。
初めて動画が人々に強烈な印象を与えられたことで、公平な目で世論として批評されたからこそ、犯罪者に実際に処分が下されました。
学校内のいじめ、家庭内DVなどは第三者から見えない狭い範囲の闇の中にあります。
気づいていても周りにいる人は見て見ぬふりします。
周りが助けずに傍観者になっているのでどんどんエスカレートしていきます。
何故か?
もしかしたら、助けたことにより自分にいじめの矢が向けられるからです。
介護による家族間のストレス発散による嫌がらせやいじめも同じだと思います。
本人たちにとっては、いじめや嫌がらせをしているという自覚は全くないです。
相手のダメージはお構い無いしです。
自分たちがスッキリすればいいし、相手にとっては全然たいしたことない事だと感じていると思います。
相手が胃に穴が空くほどキリキリと痛む苦痛であったとしても。
しかも、父を騙しお金を借りて返さない憎き相手なら、天罰が下って当然。
それぐらいされて当然だろうという「正当な理由」があるのだと思います。
天に変わって自分達がお仕置きすることも「正しい行い」なのでしょう。
立場がもしも逆になったとしたらどんな気持ちなのか考えてもみないでしょう。
もし立場が逆だったとしたら?
私は神に誓って自分の兄弟に対してこんなにも酷い仕打ちはしません。
しかも、傍観者である名奈のご主人、早奈のご主人に何度かSOSを出しました。
ですが当然、自分の家族が一番優先、自分は嫁の味方、正義とは何か、正しい事とは何かよりも、嫁を敵に回す方が恐いのでしょう。
ただの傍観者でした。
しかも、名奈の旦那さんには、会話を録音するのは卑劣なやり方だと言われました。
名奈には、どうせ自分の都合のいい所だけ切り取って、卑怯な手を使うとも言われました。
でも、神戸市立須磨小学校の事件と同じだと思います。
何も証拠がなければ、
「言ってません」
「やってません」
「そんなことは知りません」
とシラを切られるのは目に見えています。
人の記憶は時が経てば薄れ、いずれはほぼ消えるようになっているからです。
実際に東須磨小学校事件は、マスコミが取り上げなくなり、人々の関心や記憶からだんだん薄れ、加害教師達は今のうのうと教育関係の現場に戻っているかも知れない。
私の場合も同じだ。
もし録音を自分のいい所を切り取ったと名奈が言うのなら機会があったら、2時間、3時間録った録音全部を聞けばいい。
どれだけ自分達が酷いことを言っているのかを聞いてみればいいと思う。
唯一の頼みの綱は私の弟だった。
だが、名奈の影に隠れてしまい、長男とは名ばかりだった。
名奈がいる時には堂々と大手を振って、大声を出して偉そうにして現れるが、本来相当なビビリなので、一人で絶対に実家には現れない。
弟だけでもしっかりと、実家の後を継ぐ者として、妹の言葉に惑わされることなく、両立した立場で話しを聞いてくれてさえしたら、順序立てて私の潔白と両親の今後を話し合えたのに。
弟はお酒を浴びるほど飲むので、人の話をまともに聞ける状態でなく、名奈が横にいる時だけ実家に来て強気になった。
酒臭い赤ら顔でくしゃくしゃにしたお札を投げつけられたり、玄関で靴べらを投げられたり、つばを吐かれたりもした。
弟も妹たちも事実だと確信していた。
「早奈が言い出した2,600万円の犯人」
実はフタを開けて見たら、全くのでっち上げだったとしたら?
早奈の妄想がきっかけにどんどん膨らんだ風船がいずれ萎んだら?
どう弁解するつもりなのだろうと、いつも思う。
以前あった噴水事件がまさにそうだった。
母のあやふやな発言、早奈のとんでもない妄想、それに吊られてしまった早奈の旦那さんは早奈と一緒に実際に隣の家に怒鳴り込みに行ったのだから。
フタを開けて見たら、(実際に汚水槽のフタを開けて見た)実は原因は言い出しっぺである実家にあったというドンデン返しが。
(参照) 第8話 噴水事件
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