に書き切れなかった続きを書いてみる。
予定を立てずにどんどんやってみたことを書こうと思ったら、結構なボリュームになってしまった。
やもなく細かく分けて書くことになってしまった。
今回は、
最終章 7. 8. となる。
1.ケアマネージャー
2 .地域包括担当者
3 .警察
4 .父の兄弟に会って当時の事を聞く
5 .市会議員
6 .市の無料弁護士相談
7 .法務局、税務署で聞く
8 .父が祖母の家を売却した当時の不動産さんを探して聞く
7 .法務局、税務署で聞く
私も知らなかったことだが、持ち家の所有者の詳細は住所さえわかれば誰でも、法務局に行けば所有者の内容を知ることが出来る。
例えば銀行から家を買えばいくら借りて、実質の所有者が銀行であることなど。
抵当権は、住宅ローンなどでお金を借りた人(債務者)が返済できなくなった場合(債務不履行)に、債権者が担保とした土地や建物をもって弁済を受ける権利のこと。
なので、その設定内容の詳細が書かれている。
即ち、以前どこどこに住んでいた○○さんが、△△銀行に何円借りてそこに住み、その銀行に借りたお金を完済して、○○さんの所有になったという経緯が書かれている。
銀行から借りなければ○○という住所の物件は誰の所有かを書いてある。
「えええぇぇ!それって、個人情報がダダ漏れじゃないの?」
と思う。
誰でも見ることができます。資格も必要ありません。
閲覧目的で制限するような規制がありません。
だから、登記簿謄本を取得する際の請求書には、取得理由を記載する欄もありません。
具体的には、
法務局で数百円の手数料を支払えば、
誰でも登記簿謄本(登記事項証明書)などを取得してその内容を確認する事ができるのです。
「え???所有者の個人情報が誰にでも見れちゃうんですか!?」
そうなんです!
各担当の市の法務局に行って、3種類の登記簿謄本を取り寄せた。
① 私が以前住んでいたマンションを父から買った権利情報
② 父の母、即ち私の祖母の実家の土地、家の権利情報
③ 父の家、即ち私の実家の土地、家の権利情報
これを見れば、
① 名奈に父の贈与だと疑われた、当時住んでいたマンションを父から買った経緯が明らかになる。
主人と私の名義で住宅金融公庫から借りて父に支払ったことがわかる。
(実際にマンションの権利は住宅金融公庫になっているから)
マンションの借金を一旦全額完済して、主人と私の権利になり、マンションを買ってくれた人に権利が移ったことも記載されている。
② 祖母の家の権利は、祖母が亡くなった年でなく、その前の祖父が亡くなった年に遡って父が相続したことがわかる。
家の名義はずっと亡くなった祖父のままになっていたようだ。
さらに祖母の土地と家を売り、買った人の名前、そしてその人がいくら銀行から借りたのかが記載されている。その3年後にどこの銀行に借り換えしているのも記載されていた。
これって見ていいのか?と思う。
こんなに個人情報!個人情報!と言われている世の中でびっくりこくほどの抜け穴だった。
③ 父が家をいつ購入し、銀行からいくら借りたのかわかった。
さらに家のローンを完済したのは、私が思っていた時期ではなかった。
父方の祖母が亡くなった時でなく、母方の祖母が亡くなった時の遺産で(恐らく2,000万ほどだと思う。)完済したことがわかった。
(京都に住んでいた私の祖母が亡くなってから、母と母の妹が遺産を分けた時期とほぼ一致する。)
私は父方の祖母が亡くなった時に家を売ったお金で、家のローンを完済したのではないか?とずっと淡い期待を持っていた。
即ち、2,600万円はそこで使ったのではないかと思っていた。
が、それは間違っていたことがはっきりした。
それより6年前に、母方の祖母が亡くなった遺産で完済していたのだ。
名奈が言っていることが合っていた事がわかった。
父が自分の一軒家を買った時54歳だった。
35年ローンを組んで返済していたから、89歳までローンを払い続ける必要があった。
実際には遺産が入り、父が68歳の時に実家のローンは完済したわけだ。
さらに父は自分の母の遺産も受け取り、さらに家を売って3,000万円手に入れた。
兄弟に分けることなく全てが自分のお金になった訳だ。
なんだかモヤモヤするような感じは何だろうか。
何故、父は遺産、家を売却したお金を兄弟に分けなかったんだろう?
次に税務署で聞きに行った。
実際に3,000万で家を売却して、税金はいくら支払ったのかを知りたいからだった。
住民税
仲介手数料
仲介手数料等にかかる税
復興特別税
このような作業は、本当なら父のメインバンクの通帳明細を見れば、お金の動きがわかるはずだが、一切見せてもらえなかった。